2021.04.08

ベトナムでも もうすぐ時代遅れ? 一日中座る仕事スタイル

もうすぐ時代遅れ? 一日中座って仕事スタイル

皆さんこんにちは!

フロンティアコンサルティング・ハノイで通訳をしているHuyenと申します。

今回は、多様化してきているオフィスの働き方について少しご紹介させていただきます。

 

デスクワークといえば、

一日中オフィスにいてパソコン仕事をしている様子がまず思い浮かびます。

長時間椅子に座り続けますとデスクワーク症候群’にかかるリスクが高くなります。

デスクワーク症候群とは、長時間同じ姿勢で働くことで、

首や腰、目などに慢性的な痛みやコリや疲れを感じる症状をいいます。

以前のBlogでデスクワーク症候群を予防するための改善のアイデアを紹介させていただきました。

(関連Blog:デスクワーク症候群を予防しましょう

 

 

オフィス環境を改善するためには、オフィス什器類の配慮は不可欠。

日本では、オフィスで働く従業員の健康維持のために、

機能性に優れたオフィス什器を選ぶ企業様が増えています。

ベトナムでも’デザインとコストだけの什器選定’の時代にやっと変化が出てきました。

 

でも具体的にオフィスの労働環境を改善するには、

一体どうすればよいのでしょうか?

 

そこで今回のBlogでは、

’オフィス環境の改善に関する4つの考え方’

をご紹介をさせていただきます。

 

1.昇降機能付きデスク

デスクワーク症候群は、長い時間、同じ姿勢を保つことにより生じます。

それを予防する為には、時には体勢を変えることも大切です。

例えば、普通のデスクではなく、立って仕事もできる昇降機能のついたデスクを採用しますと、

同じ席でも、働きながら体勢を変えることができます。

  (参考事例:LINE様/自動昇降機能付デスク。STEELCASE社製)               

 

同一姿勢でのデスクワークを長時間しないようにしますと、

心理的なストレスや体の疲れも軽減させます。

一方では、こうした高機能デスクは通常のデスクよりも価格が高価なため、

コスト面で採用は難しいと考えるお客様もいらっしゃるかと思います。

 

                 

(参考商品: オカムラ/Swiftオカムラウェブサイトより転載)             

 

 

 

2.ワークチェア

ワークチェアはデスクワーク症候群の予防にとても重要な役割を果たします。

オフィスの中では、<常に身体に接する唯一の什器>であり非常に重要な役割を果たしております。

近年、日本のオフィス什器メーカー各社は、腰痛や肩こりの軽減をさせる高付加価値の製品開発に力を入れています。

ベトナムローカルでは、こうした健康に考慮した高機能ワークチェアの市場はまだ成熟していないため、

検討される際には日系や欧米系のメーカーにてご検討されることをおすすめいたします。

 

例えば、KOKUYOの「ing」。

KOKUYOの「ing」は、

ワークシーンのなかでの各姿勢に追従できるグライディング機能があり、

常に体を楽にして働く姿勢をつくることができる優れもの。

  (KOKUYO ウェブサイトより転載)          

一方で、こうした高機能チェアは日系什器メーカーであっても都度輸入対応をする商品となりますので、

納品まではおよそ6~8週間かかりますので、

ゆとりをもったご検討されることをお勧めいたします。

 

 

3. スタンディングテーブル

高機能什器ではなく、低コストで改善をする考え方もあります。

例えば、1日のデスクワーク。

立ってデスクワークができるスタンディングワークテーブル

を設置するような工夫です。

時には姿勢を変えて仕事ができることも

デスクワーク症候群の予防に役立ちます。

KOBO ASIAさんのオフィスではこの考え方を採用しております。

(参考事例:KOBO ASIA様/スタンディング テーブル)

 

 

また、GA CONSULTANTSさんのオフィスでは

スタンディングのミーティングテーブルを採用されております。

長くなりがちな会議を短くしたり、カジュアルなミーティングをこのテーブルで行うことで、

オフィスの働き方に多様性を持たせる効果もあります。

また上司部下のコミュニケーションのハードルも下がり、

オフィス内が活発化しやすくなる効果もあります。

(参考事例:GA CONSULTANTS様/執務エリア内にあるコンパクトな半個室のスタンディングテーブル)

 

 

4.レイアウト

最後に、デスクやチェア、テーブルではなく、

レイアウトによって執務環境の改善を図る方法もあります。

例えば、意図的に書棚と執務デスクに距離をもたせるなどの工夫です。

オフィス内の導線をあえて長く設定することで、

日常的にオフィス内を歩き、体を動かす機会が増やす方法です。

例えば、資料のある場所をあえて分散させますと、

スタッフは席を離れて書類を取りに行かなければなりません。

この数秒のウォーキングでも、実際には硬直した体のコリをほぐすことができます。

普通は不便に感じるかもしれませんが、

これも立派な労働環境の改善のアイデアなのです。

 

 

オフィスには様々な労働環境の改善余地が潜んでおります。

人材は宝であり、社員の健康は企業にとって非常に尊いもの。

今回はオフィスの従業員の健康について

4つの改善のアイデアを紹介させていただきました。

今のオフィスを環境改善によって

少しずつ健康的なオフィスに高めてみてははいかがでしょうか。

 

 

フロンティアコンサルティングは、

オフィスの環境改善に関するご相談をいつでもお待ちしております!

 

お読みいただきましてありがとうございました。

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