2023.08.02
前月のオフィス風水【前編】では、
ベトナム風水の概念とオフィスに対する風水の原則の一部についてご紹介をさせていただきました。
今月の【後編】では、その他の原則やタブーについてお話しをいたします。
■ オフィスカラー
風水にもとづいてオフィスの内装カラーを検討する場合、
カンパニーカラーとは別に、責任者の運命色を考慮して選ぶこともあります。
五行占星術では、
人の運命を 火・水・木・金・土 の5元素で解き、
生まれ年によって5タイプに分類しています。
金の人
好ましい色: 白、淡い黄色
避けるべき色: 赤、ピンク
木の人
好ましい色: 緑、青
避けるべき色:金、銀、白
水の人
好ましい色:青、白
避けるべき色:赤、黄
火の人
好ましい色:赤、ピンク、オレンジ、紫
避けるべき色:青、深緑
土の人
好ましい色:黄、土地の茶色
避けるべき色:緑
風水は、色だけでなく方角も大切にしています。
風水でいう<オフィスの方角>とは、メインエントランスの方角を基準とします。
メインエントランスが南向きなら、南向きのオフィスと考えます。
例えば:オフィスが
オフィス風水のタブー
ベトナム風水では、
「悪い前兆を避ければ、幸運が訪れやすくなる」と考えられております。
ビジネスでも、できる限り避けるべきと言われていることがあります。
・煙突、葬儀場、墓地、公衆トイレ、寺院、仏塔、橋の袂(たもと)は極力避ける。
(隠の気が集まりやすい場所は避ける。)
・職場は、窓とメインエントランスドアが向かい合っていない方がいい。
(良い運勢がエントランスドアから入り、窓から真っ直ぐ出て失いやすい。)
事業の種類とオフィスの立地について:
-ファッション、化粧品、ショッピング、エンターテインメント系業種の場合
陽の要素が強いため、騒がしい通りや人の多い場所など<陽の気>が強い場所を選び、
良い運気が留まりにくい坂道は避けます。
-文化、教育、芸術、社会系の業種の場合
陰の要素が強いため、騒音の少ない静かな場所が適しているとされています。
風水の知識は、周辺環境と調和し、
より幸せで豊かな生活を営むための知恵となります。
風水は迷信ではなく、古来の人生経験を要約し、現実を通して検証し、
世代から世代へと受け継がれてきたものなのです。
この記事でベトナムのオフィス風水の概要をご理解いただければ幸いです。
お読みいただきありがとうございました。