2024.07.26

ベトナム人が気にする匂いとは

ベトナムでは、アロマが日常生活の様々な場面で使用されています。

都市部の若い世代や健康志向の高い人々の間で、アロマの使用が急増中。

この記事では、ベトナム人が特に気にする”匂い”事情について紹介します。

 

―この記事でわかること―

  1. 家庭で楽しめるアロマ
  2. オフィスを癒しの空間に変えるアロマ
  3. ベトナム特有の香りとは?
  4. 香水をつける女性、男性の割合は?
  5. ベトナム人の食材の臭いに対する意識

 

1. 家庭で楽しめるアロマ

家庭では、アロマディフューザーやアロマキャンドルが人気です。

リビングルーム、寝室、バスルームなどで豊かな香りを楽しめるだけでなく、健康やリラクゼーション、ストレス解消などの目的で広く利用されてます。

 

 ■アロマディフューザー

アロマディフューザーは、エッセンシャルオイルを微細なミストとして空気中に拡散させるアイテム。

各部屋に最適なアロマと効果を紹介します。

・リビングルーム:リラックス効果のあるラベンダーや爽やかなレモングラスの香りが好まれます。

家庭内の雰囲気が和やかになり、ストレスを軽減に効果があります。

・寝室:睡眠の質を向上させるためにカモミールやラベンダーの香りが人気。

就寝前のアロマディフューザーの利用は、質の良い睡眠をサポートします。

・バスルーム:リラックスできるユーカリやミントの香りが人気。心身のリフレッシュ効果があります。

 

 ■アロマキャンドル

アロマキャンドルは、エッセンシャルオイルを含んだキャンドル。

特徴は、アロマキャンドルを炊いた瞬間から香りが広がっていくことです。

仕事や勉強の後、ゆっくりとくつろぎたい時にピッタリ。

ロマンティックなディナーの際にもよく使われ、バニラやジャスミンの香りが人気です。

 

 ■アロマスプレー

アロマスプレーは、水にエッセンシャルオイルを混ぜたスプレーボトル。

虫除けや室内のリフレッシュ、リネンの香り付けに使用されます。

リフレッシュにはレモングラスやペパーミントが、ベッドリネンやカーテンには、ラベンダーやローズの香りが人気です。

ユーカリやレモングラスは虫除け効果もあります。

 

2. オフィスを癒しの空間に変えるアロマ

アロマの利用は、家庭だけでなくオフィスでも増えてるのはご存じですか。

リラックス、ストレス解消、集中力向上など、仕事環境を快適にするツールとして人気が高まってます。

 ●香りの効果

・ラベンダー:ストレス解消、リラックス、安眠促進

・ペパーミント:集中力向上、脳内リフレッシュ

・レモングラス:リフレッシュ効果、虫除け

・ユーカリ:呼吸器系の健康サポート、空気清浄

・ジャスミン:幸福感向上、リラックス

・オレンジ:リフレッシュ、ストレス軽減

 

アロマディフューザーをオフィスに均一に配置して香りを漂わせると、簡単にリラックス環境をつくれます。

例えば、会議前にアロマディフューザーやアロマスプレーを使用してみましょう。

集中力を高める香りを拡散させると、会議効率の向上が期待できます。

アロマディフューザーやアロマキャンドルのリフレッシュスペースへの設置は、従業員のリフレッシュ効果が期待できます。

 

3. ベトナムならではの香りとは?

ベトナムには、豊かな自然から生まれた独特のアロマ香りがあります。

ベトナムで特に人気のある、特徴的なアロマを紹介します。

 

トムフーン(沈香)

トムフーン(沈香)は、アクイラリア属の木から得られる高価で希少な香木。

ベトナムでは、沈香の香りが伝統的に重要視されており、宗教的な儀式や瞑想の際に使用されます。

トムフーン(沈香)の香りには心を落ち着かせ、精神を浄化する効果があると言われています。

 

レモングラス

レモングラスは、爽やかでシトラスのような香りが特徴のハーブ。

ベトナム料理にも広く使用されており、アロマとしても人気です。

レモングラスの香りは、リフレッシュ効果があり、気分の向上に役立ちます。

虫除け効果もあるため、家庭でもよくつかわれます。

 

ジャスミン

ジャスミンは、甘くてエレガントな香りが特徴の花。

ベトナムでは、ジャスミンの花をお茶に加えて香りを楽しむ文化があります。

この香りは、リラックスやストレス軽減に効果的です。

 

4. 香水をつける女性、男性の割合は多い?少ない?

ベトナムは湿度が高く、暑い気候のため、清潔感と爽やかな香りが重視されてます。

爽やかなフローラルやシトラス系の香りが好まれる一方で、強い香りは避けられる傾向があります。

都市部では個人の体臭や香水の匂いにも敏感で、男女ともに香水を使うことが一般的。

若い世代の間では、香水がファッションの一部にもなっています。

女性は約70-80%も香水を利用しており、特にオフィスや特別なイベントの際に香水の利用者が増えているのが特徴。

男性の香水利用者も約40-50%と、利用者の割合が増えてきています。

男性用の香水は、フレッシュなシトラス系やウッディな香りが人気です。

 

5. ベトナム人の食材の臭いに対する意識

ベトナム料理は豊かな風味と香りで知られてます。

しかし、いくつかの食材は非常に強い臭いがあるため、体臭対策だけでなく公共の場での臭いにも配慮するのが一般的。

例えば、ドリアンの臭いは強いので、公共場所や閉鎖的な空間では持ち込み制限が行われています。

オフィスで臭いの強い食材を取り扱う時は、壁で仕切られたパントリーの計画がオススメです。

他の従業員が不快に感じることを避けることができるので、高い効果があります

 

今回はベトナムでの匂い事情を紹介しました。

みなさんの生活の快適性向上のお役に立てば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

to-top